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永年勤続管理ソフト--12_帳票レポートの作成_その他



前回までで帳票レポートの基本設計(デザインビューは下記の図です)ができあがったわけですが、もうちょっと細かな部分に手を加えましょう。

 レポートの詳細設定

下図は、前回で作成した、グループ化設定が完了したレポートのデザインビューです。

そうそう、確認ですが、ページヘッダーにある「社員ID」と詳細にある「社員ID」は違いますよ。 念のためにお話しますが、ページヘッダーにあるのはラベルの「社員ID」でこれは見出しになります。また詳細にあるのはテキストボックスでこれはデータの表示部分になります。

新規ウィザードでレポートを作成すると同じ名前のものが、ラベルとテキストボックスに存在しますのでデザインビューで見ると混乱しそうですね。

ページフッターにある= Now() は、現在の日時を表示します。 これもテキストボックスです。ウィザードでレポートを作成すると、Accessが自動的に作成してくれるものです。

方法を替えれば、ラベルでも表示が可能です。例えば、VBAを用いてレポートの「開く時」イベントに下記のように記述します。

Private Sub Report_Open(Cancel As Integer)

     Me.label_日時.Caption = Format(Now(), "yyyy年mm月dd日")

End Sub

次に、右テキストボックスをご覧下さい。コントロールソースに =[Page] & "/" & [Pages] & " ページ" を記述しています。Page はそのページのカウント数で、Pages は総ページ数が表示されます。 このテキストボックスもレポート作成ウィザードを利用した場合、Accessが自動作成するものです。

このPagesで奇妙な現象が分かります。例えば、総ページ数が100ページのレポートを考えて下さい。

レポートを開くと1ページ目が表示されます。しかし、ヘッターに記述されているPages"総ページ数"は既に存在しています。

これを解くカギは、レポートが開く前に全ページがフォーマットされレイアウトが決まるからです。先読みをしているんですね。

これで大体のレイアウトが決まりました。残すところは、「レポートヘッダー」だけです。

レポート表紙の作成

サンプルファイルの「rpt_kinzoku」を開いて下さい。まず皆さんが目にするのは、"表紙"ですよね。どーんと1ページ分あります。

このレポートのサイズはA4版の縦です。

それに合わせるような形で、レポートヘッダーを伸ばしました。「永年勤続表彰予定リスト」や「対象期間」はラベルで、文字列を表示するだけの機能しかありません。
なお、一番下にあるテキストボックスをご覧下さい。このコントロールソースには下記のような計算式を配置しています。

=Format(DLookUp("開始","tbl_kankyo"),"yyyy\年mm\月dd\日") & "から" & _
 Format(DLookUp("終了","tbl_kankyo"),"yyyy\年mm\月dd\日")

Format関数 は日付形式をyyyy\年mm\月dd\日 とするために用いています。DLookUp関数は、テーブルtbl_kankyo の"開始フィールド"にあるデータをピックアップするものです。

そうそう、この「tbl_kankyo」テーブルはまだお話していませんね。

表彰の対象とする"期間"の一時保存のために作成しています。みなさんが「対象期間を保存しておくことはない…」とお思いなら不要です。このテーブルについては、次回でお話しするつもりですから、今は先に進みます。

このテキストボックスには、下記のように表示させます。

 更なるレポートの作成

これでレポートの概要は大体言い尽くしました。次は、このレポートを基にレイアウトの異なる別のレポートを作成しましょう。

作成するのは、勤続年数別に帳票を出力する仕様のレポートです。先程作成したのは、改ページを行わないレポート仕様のものでした。

  1. レポートのコピーを作成して下さい。
  2. 次に、レポートをデザインビューで開きます。
  3. 「対象勤続年数 ヘッダー」のプロパティを表示させます。 この方法は、ヘッダー上で右クリックして下さい。
  4. 「書式」の"改ページ"をご覧下さい。
  5. 下記図の左が元のレポート、右が新レポートのプロパティです。

  1. "改ページ"が異なりますね。既定値は「しない」です。
  2. 新レポートでは「カレント セクションの前」に変更して下さい。
  3. 「カレント セクションの前」とは、"新しいグループ割が始まる前に…"という意味です。
  4. 元になるのは当然、「対象勤続年数 ヘッダー」ですよ。
  5. すると、レポートは下記のようになります。

<最初のページに表示されるデータ>

<次のページに表示されるデータ>

  1. グループ化毎に改ページされているでしょう。
  2. レポート名を「rpt_kinzoku_2」とし、保存して下さい。

これでレポート作成作業は終了です。

 

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