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永年勤続管理ソフト--09_入力フォームの作成_3



フォームを作成して後、まず初めに行うことは、フォームやオブジェクトプロパティ の設定です。フォームには、入力のし易さと見栄えが大事です。そして、これらを制御するのは、 各プロパティの役割です。

例えば、フォーム上のテキストボックスに代入した文字列を考えて下さい。この文字列を左詰、中央、または右詰で表すことができます。また、Access2000からは、右、左、上などに余白(cm単位)を設定することができます。

 オブジェクトプロパティ設定

このプロパティの設定方法は、下記の手順で行います。#社員名テキストボックスを取り上げます。

  1. フォームをデザインビューで開きます。
  2. 該当のテキストボックスをマウスで右クリックします。
  3. プロパティをクリックします。
  4. 下記図のようなダイアログが表れます。

ずら〜っと並ぶのでビックリされたでしょう?これらプロパティについては、「よく使う機能」と「滅多に使わない」ものがあります。このプロパティを理解しないと、思ったとおりのフォームには仕上がりません。

しかし、心配しなくてもいいですよ。"このようなプロパティが合った筈だ"、"この場合はこのプロパティを…"など、必要な場合に対応できるようにしておくだけで充分です。

ちなみに、今回はテキストボックスを全て"中央"配置にしています。

 文字列を中央に配置

文字列を中央に配置したい場合は、「文字配置」プロパティで"中央"を選択します。

このようなプロパティは、数値で設定する以外は大抵「決められた項目を選択する構造」になっています。初心者の方に親切な設計ですね。

 フォームプロパティの設定

フォームプロパティを見てみましょう。このプロパティは、単票式帳票式(データシート形式を含む)とでは設定項目が変わります。

 単票形式フォーム

例えば、単票形式フォームでは、必ずといっていいほど「移動ボタン」(次レコードに移るために、フォーム画面の切り替え)プロパティを"はい"に設定します。※逆に、データ表示のみの単票式フォームでは、この「移動ボタン」を"いいえ"にする場合が大多数ですが…。

 帳票形式フォーム

逆に、帳票形式のフォームの場合は「移動ボタン」は不要です。今回はこの帳票式フォームを作成するわけですから、ちょっと気合を入れて進みましょうね。下記プロパティ画面は、フォームのプロパティの「書式」です。

 スクロールバー

データ件数が多くなると入力済みのデータを閲覧する場合、フォーム画面に入りきらなくなってきますから、目的のデータを右端にあるスクロールバー で画面を上下させたり、また下にあるスクロールバーで左右させたりする必要があります。

しかし、操作性と見栄えの問題から、この「上下」「左右」同時に存在させると、ユーザーの負担が増大します。考えてみて下さい、目的のデータを探すために、上下の操作はまだしも、左右の移動はイライラが募りますよ。

「左右」のスクロールバーは基本的には使用しない方針を貫きましょう。

 レコードセレクト

フォームは何も、データ入力を行なうだけのものではありません。データの修正だとか削除も行なえるんです。特に、このレコードセレクトのプロパティを"はい"にしますと、そのレコードだけを Active 状態にさせ、簡単に削除することができます。

下記サンプルでは、左端にある 赤丸 部分です。

 区切り線

このプロパティは、帳票形式 フォーム独自のものです。単票式では、たとえ設定していても無効です。

この設定を"はい"にしますと、フォームの詳細部分で各レコード毎に横線が自動的に引かれます。サンプルは上記のとおりです。

 サイズ自動修正

このプロパティは、フォームを丁度いい大きさにして表示してくれる機能があります。大概は、これを"はい"にするものです。たとえ、フォームの"最大化"を設定していても、"はい"で問題ありません。

この"プロパティ"の設定は、経験を積むことが成功へのカギですから、いろいろと設定を変え、試してみましょうね。

 コントロールの種類の変更

男女別を入力するテキストボックスフィールドを、「コンボボックス」に変更します。

コンボボックスとは、一覧リストのなかから候補の文字列を選択し、それをマウスでクリックするか、キィーボードを用いてテーブルにデータを格納させることができる機能を持っています。

 テキストボックスからコンボボックスへ

テキストボックスからコンボボックスに変更する方法をご紹介しましょう。

  1. フォームをデザインビューで開きます。
  2. テキストボックスの上で右クリックを行ないます。
  3. 「コントロールの種類の変更」をクリックします。下記のような選択画面が現れます。

  • どの種類のオブジェクトがどのオブジェクトに変更できるかは、Accessが決めます。このことでは、ユーザー に裁量権がありません。残念ですけど…。
 コンボボックスのプロパティ
  1. 変換したコンボボックスのプロパティを表示させます。
  2. コンボボックスは、プロパティにある「値集合タイプ」と「値集合ソース」の使い方がとても大事です。
    下記をご覧下さい。「男と女」は、2者択一です。これ以外にありません。このようにユーザーに選択させる値が決まっている時には、コンボボックスやリストボックスを用いる方が思いやりがあります。
  3. 男と女の文字を選択させる場合は、「値集合タイプ」を 値リスト に変更し、「値集合タイプ」を "男";"女" として下さい。ここで、男女どちらか答えたくないという場合 も想定し、"男";"女";"判らない" とすれば万全です。
  4. 選択させるデータが2種類であれば、値集合ソースに書き込むこともできますが、数十種類もあれば、テーブルやクエリにそのデータを用意してから、 値集合ソースにそれらテーブルやクエリを配置する方法をとります。



  • コンボボックスを用いる時に注意することは、入力チェックプロパティです。ここにいいえを選択(既定値)すると、貴方が決めた "男";"女" 以外の項目を入力することができなくなります。

 yyyy/mm/dd 形式

入社日を入力するテキストボックスを見てみましょう。

ここには、1995/04/01 という書式で入力します。平成**年という年号形式も考えられますが、
テーブルデータは西暦で格納し、フォームやレポートで表示する場合のみ、年号形式に変換するようにして下さい。これがベストです。

上記は、入社日というテキストボックスのプロパティです。

コントロールソースにある 入社日 は、レコードソースであるtbl_basicテーブルにある 入社日 フィールドのことです。
ウィザードでレポートを作成すると、自動的にコントロールソースにあるコントロールと同じ名前が命名されます。これが結構混乱を招き易いので、ちょっと注意が必要です。変更したほうがベターかな?

テキストボックスに決まった書式でユーザーに入力させる場合は、定型入力プロパティを用います。上記の例で云いますと、赤丸の「...」をクリックするとウィザードが立ち上がりますので、適時 選択が可能になります。

 

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